ブーゲンビリア
私はブーゲンビリアパトロールで、8人構成でした。
ジュリア:57歳。ミシシッピガイドの幹部。ネタの宝庫でボケ役。
リーン:43歳。ミシシッピの黒人。寡黙で穏やか。16歳の娘参加。
ジーナ:47歳。サンフランシスコ。活動的でツッコミ役。17歳の娘参加。
ダイアナ:47歳。サンフランシスコ。真面目。16歳と18歳の娘参加。
ジョー:47歳。オーストラリア。引退リーダー。穏やかで親分肌。
ジャネット:47歳。ニュージャージー。NY通勤圏の都会人。17歳の娘参加。
ヨランダ:47歳。テキサス。かなりおおざっぱなスパニッシュ。16歳の娘参加。
この7人と寝食を共にしました。
みんな私と同じ年齢構成で、娘が参加しています。
やはり自分の娘も参加するのでないと、家をあけれないのが、
主婦リーダーの現実でしょう。
みんなリーダー経験が10年近くあります。
さすがベテランリーダーだけあって、快活で良く話します。
夜になると、誰かの冗談で、みんなヒーヒーと枕をドンドン叩いて笑います。
帰ってからのメールにも
I miss the laughter.
Let's all promise to laugh hysterically at 10:30 pm EST every night!
とか書いてありました。
実は私には、その時間がけっこう苦痛のひとときでした。
ネイティブの早口で、そのジョークの落ちが良くわからず、
いつも私ひとりおいてきぼりでした。
それでもみんな優しく、いろんな場面で私を盛り上げてくれました。
私のたどたどしい英語も、ちゃんと待ってくれて理解してくれました。
年少スカウトの話を聞く、リーダーの耳を持っていたからでしょう。
アメリカ人6人、オーストラリア人1人ということは、
私がいたからこそ、異文化コミニュケーションができた、とも言えます。
「今日は日本式の旗あげをしようよ、ヒロコみんなに見せて!」
「こんな時、日本ではどんな歌を歌うの?」
「よっしゃ、じゃあその日本語を全員分コピーしてくるよ。」
「こんなゲームは、日本のガールでもする?」
やっぱ私もまがりなりにも、9年間リーダーをしてきたので、
多くの疑問にちゃんと答えることができました。
私たちは偶然集まった集団ではなく、
あくまでも日々のスカウト活動の延長線上で交わっているのです。
今までしてきたことが実を結んだ気がしました。
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