ソナロッサ
メキシコは暑い国だと思っていましたが、上着を手放せませんでした。
昼間は23度くらいあるのですが、日影は震えるくらい寒いです。
メキシコシティーのソナロッサという繁華街に、ガールの宿Ticalliがあります。
空港から怪しいタクシーに乗り、まずはそこに落ち着きました。
そこにはノラという有名な管理人がいて、ハグして迎え入れてくれました。
ガールならではのもてなしで、海外では味わえない安心が得られました。
部屋は2段ベットのドミトリーで、暖房がなく、寒々としていました。
「寒いね」とノラに言うと「冬だからね」と言われました。確かに。
シャワーもぬるいうえに水圧が低くて、震えました。
そういえば、異国に行くと、1年中いつ行っても寒いのです。
夏は夏で冷房ガンガンだしね。日本人とは脂肪の厚さが違います。
メキシコでは、トイレで紙を流してはいけません。
高地で水圧が弱いので、詰まってしまうからです。
汚れた紙を備え付けのゴミ箱に入れるのですが、
ウオシュレットに慣れた私たちには、面倒な上に臭い方法でした。
ソナロッサをぶらぶらしましたが、さしずめ日本の青山か品川あたりで、
上品な街並でした。
ソナロッサにはマックあり、スタバあり、サブウエイありでしたが、
やっぱ屋台のタコスが最高でした。
トルティージャというのは、とうもろこしが原料の薄い皮で、
日本人にとってのごはんです。
タコスはトルティージャで具を包んだもので、
日本人にとってのおにぎりというところでしょうか。
屋台のおっさんがパスツール(肉の塊がぐるぐる回って焼かれているもの)
を削ぎ取って、チーズと共に鉄板で焼いてくれます。
それにアボガドやトマトやパイナップルを入れて巻いたタコスは¥80で、
何個でも食べたくなります。
パンみたいなのを半分に切って、白いところを捨てて皮だけにして、
鉄板で焼きなおしてから、サンドイッチ風にしたのが、トルタ。
これもおいしいです。
日本でも時々、フードカーでタコス屋がありますが、
今までは食べたことがありませんでした。
これからは、並んででも食べること必至です。
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