馬産地巡り・その4

日本軽種馬協会門別種馬場
(主な繋養馬 テイエムオペラオー、ダイタクヤマト、アドマイヤボス、ゴーカイなど)

 次にやってきたのは日本軽種馬協会門別種馬場です。こちらはレックスなどがある静内、ビッグレッドのある新冠からは少し離れて、名前の通り門別あります(日高門別駅の近くです)。門別競馬場よりはだいぶ静内寄りですが、ビッグレッドからだと車で30分以上掛かったと思います。

 ここに行くまでには、海岸沿いのJR日高本線と併走する国道235号線をひたすら走る訳ですが、途中にはビワハヤヒデの日西牧場をはじめ、種牡馬(功労馬)が繋養されている牧場がいくつもあります。
 しかしこれらは個人の牧場であることが多く、ここまで紹介したような大規模牧場と違って事前連絡無しでは見学できないところがほとんどです。また見学そのものを不可としている牧場もあります。その辺はふるさと案内所のホームページに出ていますので、調べてみてください。

 ちなみに日西牧場は事前連絡無しで見学できたと思いますが、ビワさんももう高齢ですので、いつもあえるとは限らないようです。私が初めて馬産地見学をしたのはもう十年くらい前ですが、そのときはビワさんも元気溌剌、見学台に近寄ってくる営業部長っぷりだったことを覚えています。

 さて、門別種馬場です。ここの見学時間は13時から14時まで(他、10時から11時までも見学可能です)。静内方面からあえてここまでやってきたのは、レックスなどと同じ二十間道路沿いにあるアロースタッドの見学時間が15時からと遅いため。静内種馬場からアローまでの4時間をどう使うかが馬産地巡りのポイントの一つです。
 私は今回ビッグレッドと門別に行きましたが、例えば静内より東の浦河に向かってみるのも良いでしょう。車ならば時間的にも十分可能なはずです。まぁ、昼食は短時間で済ますことになるでしょうけど。
 折角ですので浦河方面で会える種牡馬の名前を挙げておくと、日高スタリオンステーションのアグネスフライト、スーパークリーク、渡辺牧場のナイスネイチャ、優駿ビレッジAERUのサニーブライアン、イーストスタッドのタイキシャトル、メイショウドトウ、オレハマッテルゼなどです。魅力的でしょう?(ただしイーストスタッドの見学は10時からなので、この4時間での訪問は不可能です)


前置きがしこたま長くなりましたが、実は・・・あまり書くことがないからなんです。なにしろ門別種馬場は馬との距離が遠い!写真は厩舎ですが、近づくのはNGです。見学者は厩舎右手の見学台からパドックの馬たちを見渡す形になります。その距離感が遠い遠い。


ほーら。
 たまたまかも知れませんが馬たちも寄ってきてくれませんでした。残念。ちなみに左手のパドックの奥の方に佇んでいるのはテイエムオペラオーです。


おーい、オペラオーやーい、と呼びたくなっても我慢しましょう。私のカメラではこれが限界。顔まで分かる写真を撮るには、本格的な望遠レンズが必要ですね。


見学台に行く通路に面したパドックにはアドマイヤボスがいました。でもやっぱり奥の方にいて、距離がありますね。うーん、残念。さらに奥にいる鹿毛はシベリアンホークのようです。

 そんなわけでちょっと不完全燃焼な門別種馬場。やっぱり社団法人の牧場ってところが関係あるのかなぁ、と思いました。この日が日曜日だったのもミソかもしれませんね。

 以前訪ねたときは、厩舎右手の見学台だけでなく、左手に進んだところに別のパドックがあって、そこでダイタクヤマトやマチカネキンノホシと近い距離感で会えた気がしたのですが、その辺を確認しようにも職員さんがいらっしゃらなかったので無理でした。

 ここにはまた改めて、別の機会に訪ねてみたいと思います。次は再び静内の二十間道路に戻って、アロースタッドです。本日最後の見学ですよ。

アロースタッドへ GO!