馬産地巡り・その5

アロースタッド
(主な繋養馬 ブライアンズタイム、サクラローレル、サンライズペガサス、スズカフェニックスなど)

 本日最後の見学は、再び静内の二十間道路に戻りまして、アロースタッドです。なお、門別があまり長居しても仕方のない状況だったので、アロースタッドの見学時間までビッグレッドに戻ってステイと戯れてました。ああ幸せ。

 ここの見学にもレックススタッドと同様、二十間道路牧場案内所での受付が必要です。たくさんの種牡馬がいる割に見学可能時間が1時間とそれほど長くありませんので、15時前には受付を済ませてロス無く見られるようにすると良いでしょう。


この先にある厩舎が見学場所です。もちろん厩舎の中には入れません。馬たちが馬房から顔を出してくれたところを見学するわけです。


こういった厩舎が2つあります。片面6つの馬房が表裏ですので、2厩舎あわせて24室。そのほとんどに馬がいましたので、だいたい20頭くらい見学できるということです。馬が顔を出してくれるかどうかは運次第ですが、今回はロイヤルタッチ以外全頭顔を出してくれました。ロイヤルタッチは顔を出せないように柵がされていましたので、もしかしたらあまり調子が良くなかったのかもしれません。


アロースタッドの親切なところは、こうやって馬房にネームプレートが貼ってあることです。これはとてもありがたいです。


円らな瞳が印象的なフサイチリシャール。ちょっと前まで現役でしたし、まだ若々しいです。


利発さが滲み出ているスズカフェニックス。見学者に興味津々の様子でした。


一方、眠くってしょうがないスズカマンボ。高松宮記念の勝ち馬フェニックスと天皇賞(春)の勝ち馬マンボ。仕草や性格に距離適性の違いが表れているかのようです。


一目見て「気が強そうだな〜!」と思わせたのが、こちらのサウスヴィグラス。つい最近引退したような気がしてたのに、もう子が走ってるんですよねぇ。


こちらはバランスオブゲームです。タビスタの薗部さんの持ち馬として話題になりましたし、中距離界の名脇役として活躍しました。そんな彼ですが・・・


終始、縦ノリ!


全然バランスって感じじゃないハードロッカーっぷり!


横分けのロン毛がボッサボサになってしまいました。でも前髪と眼の感じがちょっと松山ケンイチっぽい。


一方、バランスオブゲームと同じ並びの馬房にて、微動だにしないトーホウエンペラー。どっちも極端すぎです。


アロースタッドの繋養馬の中でも現役時実績ナンバーワンといえばこのお方。サクラローレルです。ブライアン、トップガン、ローレルの3強の中では一番地味な扱いでしたが、とにかく強い馬でした。


最初は馬房の奥に籠もってましたが、途中から顔を出してくれました。それにしても栃栗毛は独特な毛色です。


私がお勧めするアロースタッド一番の美男子がこちら!サンライズペガサスです!とても美男なので画像も大きめにしてみました。


栗毛はやっぱり見栄えが良くって綺麗です。こんな美男子ですが、東京競馬場の中距離で鬼脚を繰り出す強い馬でした。


立ち去ろうとすると見送ってくれました。この辺の人懐っこさも良いですねぇ。元々好きでしたが、一層好きになりました。


さて、アロースタッドに来たならば是非見ておきたいのがこのお方!御大、ブライアンズタイムです!見学時間終了15分前くらいまで一向に顔を出さなかった御大。焦らしのテクニックか!?さすが、分かってらっしゃる。
 で、顔を出した後のパフォーマンスがこれまた素晴らしかったです。


頬が痒くてしょうがないらしく、柵に顔をしこたま擦りつけ・・・


口の中に残っていた食べかすをバラバラとまき散らし・・・(頬を掻いてたのは食べかすを取るためか!?)


豪快なあくびを連発!(すっきりか!?かすが取れてすっきりしたのか!?)


その後は下唇をフガフガさせ続け、結局たくさん撮った写真のほとんどが変顔に。あのブライアンズタイムがこんな芸人じみたキャラクターだったとは!(たまたまでしょうけど)

あっという間に時間いっぱい、見学時間終了です。非常に濃い内容が期待できるアロースタッドは、馬産地巡りの一日を締めくくるのに相応しい見学先と言えるでしょう。

さて、馬産地巡りの一日目が終了。二日目はブリーダーズスタリオンステーションからです。

ブリーダーズスタリオンステーションへ GO!