馬産地巡り・その3

ビッグレッドファーム
(主な繋養馬 ステイゴールド、アグネスデジタル、マイネルラブ、イーグルカフェなど)

 ビッグレッドファーム!一年ぶりの訪問です!ここにはできる限り来ています。なぜってそれはステイゴールドに会うため!!

 ビッグレッドファームのある新冠町明和は、ほかの種牡馬牧場からは少し離れ、山間の奥まったところにあります。静内種馬場からは二十間道路を突き当たりの家畜改良センター十勝牧場の入り口前で左折し、暫く車を走らせた先にあります。30分までは掛からなかったと思います。アップダウンがあるので自転車ではきついでしょう。
 ここの良いところは見学可能時間が9時から16時までと長いこと。よって、見学時間に制限のある牧場を巡る合間に訪れるのがベストです。

 ビッグレッドファームは、かのマイネル軍団の牧場。種牡馬牧場だけでなく、周囲一帯マイネル軍団の施設が目白押しです。でも他の場所は立ち入り禁止なので興味本位で入っていかないように。コスモバルクが鍛えられた坂路などは道路から多少は眺められますので、それで満足しましょう。


 ふるさと案内所ホームページにあった指示に従い、まずは事務所の案内板を確認してください。扉の所にある白いやつです。駐車場所の指示とか、馬が咬むから近づきすぎないようにとか、色々書いてあります。あとチェックしたいのは各馬のパドックの場所です。パドックには馬名表示があったり無かったりだったと思いましたので。

 思いましたので、と言ったのは、今回ほとんどの馬がパドックではなく厩舎にいたからです。前回もそうでした。暑いときは放牧しないとか色々ですし、そのあたりは行ってみないと分かりません。


ちなみに今回表に出ていたのはこちらのイブンベイだけでした。スーファミのダビスタに種牡馬として出ていたと思いますから、けっこうなお年ですね。


他の馬たちは、こちらのスタリオン厩舎でまったりしてました。顔を出してくれるかどうかは運次第ですが、起きているうちは結構顔を出してパドックを眺めていたりします。中には近づくと奥に引っ込んでしまう馬もいますが、だいたいの馬はこちらに気付くと出てきてくれたりするものです。


ババーン!毎年会いに来ているマイアイドル!ステイゴールドです!
去年は機嫌が悪かったのか、奥からこちらを睨み付け、隙をついて咬む気満々で向かってきたステイの旦那でしたが、今年はビックリするぐらい人懐っこかったです。最初は奥で厩舎の廊下を見ていたのに、こちらに気付くとグルッと馬房を回って顔を出し、終始両耳前向きのフレンドリーな姿勢でした。ドリームジャーニーはじめ産駒の大活躍でご機嫌だったのか???


ちなみにこちらがご機嫌斜めだった去年のステイゴールド。彼であることはズームを最大にしてネームプレートを確認しました。


内心は噛みついてやる気満々だったのかも知れませんが、写真撮影にも嫌がる素振りはなく、鼻に息を吹きかければクンクンと匂ったりして、まあなんとも楽しいマンツーマン。


お茶目に舌出し。彼に限ったことではありませんが、馬たちは小声で喋るかのように下唇をフガフガさせるのが好きみたいです。


あ〜可愛い。今年は凄くステイとの距離が縮まった気がしました。本当にこれだけで来て良かったぁ!と満足感に浸りっぱなしでした。30分以上彼の前にいたと思いますが、最初に顔を出してから、トイレの時以外はずっと顔を出しててくれました。あぁ、なんて素晴らしい一日だろう。


ところであえて「トイレ」と言ったのは、これなんです。ステイはどこへでもモリモリっとウンコをする訳ではありません。馬房に自分のトイレを作ってるんです。彼はここにしかウンコをしません。しかも百発百中(正確には三発三中でしたけどね)で、見事にここに落とします。噂通りの賢さです(どんな噂だ?)。
ちなみにウンコをした後は、馬房をグルッと回ってすぐに再び顔を出してくれました。この時もかなり嬉しかった。

さて、こんなステイの旦那ですが、9月5日からはこの後で紹介しますブリーダーズスタリオンステーションに移動しています。確か彼は、2年ごとにビッグレッドとブリーダーズスタリオンを移動しているのです。いまビッグレッドにいっても旦那はおりませんのでお気を付けて。


おまけみたいになっちゃって恐縮ですが、こちらはマイネルラブです。彼はいつもフレンドリーです。が、フレンドリーなのを良いことに横に並んで写真を撮ろうとしたマナーの悪いカップルの女が、服を噛まれてました。だからそういうことしちゃ駄目なんだって。


こちらはメジロベイリー。メジロらしからぬ2歳チャンピオン(しかもマイル)ですね。

他にイーグルカフェやスパイキュールなどが顔を出してくれましたが、今回は馬房でごろ寝している馬たちも多く、見れたり見れなかったりという感じでした。あと、ここは厩舎内にしか馬名表示がありませんので、顔を出してくれたときに頭絡のプレートを確認しましょう。

次は少し車を走らせまして、日高軽種馬農協門別種馬場です。

門別種馬場へ GO!