台湾くいだおれ

    
 

 
 台湾と聞いて、まず思い浮かぶのは、小龍包でしょう。
 本場の小龍包は、日本で食べるのと同じ美味しさでした。
 これは、日本が忠実に再現できたからでしょう。
 ただし、安い。たかが小龍包を食べるのに、
 30分も並んだり、¥500以上してはいけません。

 台湾料理は、ほとんど馴染みのある味付けで、
 安くて美味しいものばかりです。
 美味しそうな店に入って「おすすめは?」
 と聞けば、美味しいものが出て来ます。

 特筆すべきは、魯肉飯ルーローハン。
 これは、ご飯にすき焼きの残り汁をぶっかけたようなもので、
 店によって味付けはさまざまです。
 この味付けだけで、店を出している屋台も多いです。

 高級料理店が旨い、とはかぎりません。
 庶民が食べる屋台と味は同じ、と言っていいでしょう。
 ただし、値段が違いすぎます。
 料理店だと1人¥3000くらいは取られますが、
 屋台だと¥300で腹一杯になります。

 ところが、台湾の屋台には、何故かビールを置いていないんですよ。
 旅先の夕食でビールが飲めないと、なんか物足りません。
 冷房ががんがんに効いた高級料理店で、ビールを飲むか?
 風を感じながら、屋台で腹いっぱいになって帰って、
 ホテルの冷蔵庫に入っている缶ビールを飲むか?
 悩むところです。

 どうして屋台でビールが飲めなかったのか?
 と、帰って調べたところ、
 台湾では、食事中にお酒を飲む習慣がないそうです。
 特に女性は、水商売の人くらいしか、外でお酒を飲まないそうです。
 昼間からワイン飲んでいるヨーロッパ人とはえらい違いです。

 ちなみに、煙草を吸っている人も皆無でした。
 屋内外全てで禁止されているそうです。
 3人以上集まる場所での喫煙は罰金¥35,000、店側¥175,000
 しかも、タレ込んだ人には罰金の5%を支給
 だそうで。そこまでしますか。

 今までは、ホテルの朝食バイキングで欲張って取りすぎて、
 朝からお腹いっぱいになっていました。
 今回は資金不足で、朝食なしのプランだったので、
 朝は備え付けの紅茶とお菓子で済ませ、
 昼から、がっつり食べることが出来ました。
 1日に食べれる量は限られているので、
 朝食なしプランも、悪くありません。
 

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