クロラン
最後に、カンボジアの味について書きます。
カンボジアの食べ物は、
美味しいと聞いていましたが、
別に普通です。
ベトナムやタイと遜色ありません。
というか、今回、注文時に、
メニューを見ていないので、
期待も無ければ、
たいした感想もありませんでした。
やっぱ、おまかせの食事は、
つまんないですよ。
ガイドブックを3冊付き合わせて、
お店を検討し、地図を開いて、
道に迷いながら辿り着き、
お店に入ったら、周りの人が何を食べているか見回し、
読めないメニューを推理して、注文する。
そして、運ばれて来たお皿にがっかりし、
もしくは一口食べて驚喜し、支払いで青ざめる。
これが、旅の食の醍醐味ですよ。
これを取り上げられちゃったら、
料理なんて、ただのビールのつまみです。
今まで、そこを一番大事にしてきたのに、
今回は、そこを端折ってしまいました。
いや、そのおかげで結果的に、
下痢せずにすんだのですから、
今さら後悔してはいけませんか。
いま思い返して、
カンボジアで一番美味しかったのは、
国道沿いの屋台で買った、クロランです。
もち米とココナッツミルクと豆を
竹に詰め込んで焼いたものです。
クロランを売っている屋台が、
国道沿いにずら〜〜っと、
100軒近く並んでいました。
こんだけ並んでいたら、買っちゃいますよ。
きっとどの店も同じ味でしょう。
これ、キャンプでやってみます。
さて、カンボジア紀行もそろそろお終いにします。
ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。
去年、北欧に行ったときは、
国自体が安全なので、個人で移動したのですが、
うちらがどんくさく、失敗続きでした。
今回は、国がヤバいので、ガイドを付けたら、
それはそれで、物足りない旅になりました。
還暦を迎えたら、
次はいったいどんな旅行がしたいんや?
と、改めてジブンに問いかけています。
= おしまい=