メモ(Judas_memo.htm)
ラムサやマリアのお告げの話が私にも起こったのです。
未完ではあるがミケランジェロのピエタの像を富士の美術館で見て感激をした。ミケランジェロは、死の数時間前まで手をかけていたという。
ワシントンの正直桜の話
アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンは
子供の頃、お父さんが大切にしていた桜の木を
切り倒してしまいました。
「これは誰がしたのだ。」とお父さんが尋ねたので、
「私が切り倒しました。」と正直に答えました。
お父さんはワシントンの正直な事を喜びました。
このワシントンの桜は日本の桜とは違う、
セイヨウミザクラで、
しかも、この話は作り話だそうだ。
M・ハーシュ・ゴールドバーク著 「世界ウソ読本」
M..Hirsh Goldberg[The BookOfLies]
それによるとロック・ウイームズという
1759年メリーランド生まれの自称牧師?が
出版社に「ワシントンの伝記」で
一儲けしようと持ちかけ
彼がワシントンの逸話をまとめた伝記を作り。
1800年「ワシントンの生涯」という本を出版した。
本は売れたらしいが
ワシントンと桜の木の逸話は
嘘で彼がでっち上げた話だった。
正直である事を教えるために嘘をついた訳である。
ワシントンの桜といえばポトマック河畔の桜が有名
1909年(明治42年)8月18日
衆議院議員で東京市長の尾崎行雄はその頃、
日露戦争を講和に導いてくれたアメリカの恩義に
報いようと考えていた。
丁度、アメリカのタフト大統領夫人が
日本の桜をワシントンに植樹したいとの希望が
あることを知り、尾崎行雄はワシントン市に
桜の苗木を贈る事を決めた。
10種2000本の桜の苗木をワシントンに贈った。
しかし、桜の苗木は病害虫のため、
防疫検査が通らず、全て焼却処分された。
この失敗から尾崎は健全な苗木の育成を考え、
農商務省興津園芸試験場に委託して、苗木を育て
3年後の明治45年(1912年)
染井吉野ほか9種類3000本の苗木を
ワシントンに贈った。
その桜はポートマス河畔で見事に開花した。
贈られた苗木は染井吉野1種類ではなく、
9種類もの種類があつたために桜の交雑があり、
アメリカの気候風土に適合した二代目、
三代目の桜が生まれた。
ポトマック河畔を始め、
全米各地に広がり日米親善のシンボルとして
今日に至っている。
「異国(とつくに)の春の光を添へなんと
寄せし桜の花 この日咲く」
大正8年(1919年) 61歳になった尾崎が外遊の際、
この桜と再開して詠んだ歌である。
この桜の返礼にアメリカから
30本のハナミズキの苗木が贈られた。
日比谷公園など16箇所の公園に植えられた。
この時、贈られたハナミズキは
現在、東京の小石川植物園や
東京・世田谷の都立園芸高校に残っている。
長谷川 純
hasegawa_jun@msj.biglobe.ne.jp