系統 | 呪文名 | ランク | 効果 | 主な使い手 |
火炎系 | ドラゴンブレス | E- | 攻撃呪文の中では初歩の初歩に当たる。持続性のない火炎を放つ呪文。火炎の大きさ、威力は術者に左右されるが、限界点が低い。呪文の使い手として認められる人物であれば、あえて詠唱するまでもなく、念じるだけで唱えられる。 | ソアラ・フュミレイ |
ドラゴフレイム | C- | 中級の呪文。ドラゴンブレスよりも火炎が巨大で、広角になりやすい。熟練した術者は、この炎を分散させずに集中させることで、局部的に高い威力を示すことができる。持続性には乏しい。 | フュミレイ・ミロルグ | |
ドラギレア | A- | ドラゴフレイムを遙かに上回る高級呪文。限られた術者にしか使いこなせないが、その炎は強力で、尚かつ幅広い範囲に効果があり、持続性も高い。だが熟練した術者でなければ使いこなすことは難しく、尻切れが悪いために使用後には隙が生ずる。 | ミロルグ | |
氷結系 | フリーズブリザード | E | 氷結呪文の初歩。しかし氷結というよりは、氷の粒を飛ばして、打撃、あるいは裂傷を引き起こす効果がある。もちろん、冷気を伴うため、火炎呪文との相殺が可能である。威力は乏しいが持続性に優れ、むしろ戦術的かけひきに用いられることの多い呪文。 | ソアラ・フュミレイ |
ストームブリザード | C | 中級の氷結呪文。大気中の水蒸気を利することで、冷却の魔力により対象を氷柱に封じることが可能。フリーズブリザードのように吹雪責めにすることも可能で、自在性は高い。雪中、水のある戦場などで高い威力を示す。 | ソアラ・フュミレイ | |
ヘイルストリーム | A- | ストームブリザードのように、高い自在性を持つ高級呪文。猛吹雪に氷の刃を幾重も織り交ぜた、殺傷力の高い攻撃呪文として用いるか、湖をも氷結させるほどの高い冷却効果を利用し、戦略的呪文として用いるかは術者次第。 | アモン・ミロルグ | |
爆発系 | プラド | E | 爆発による瞬間的な破壊をもたらす、初歩的な攻撃呪文。魔力を爆弾に変える呪文と考えるのが、最もわかりやすい。他の系統に比べ、対象との距離による影響が大きく、たとえ初歩呪文のプラドであっても、密接した状態で使用すれば高い効果を発揮する。 | ソアラ |
ディオプラド | C+ | 中級の攻撃呪文の中では特に破壊力に優れている。術者の能力、対象との距離如何では、高級呪文並の威力を発揮する。しかしながら、範囲が局部的なため爆発による反作用も強く、至近距離で金属などを砕くと、むしろ術者がその破片の洗礼を浴びる危険もある。 | ソアラ・ミロルグ | |
エクスプラディール | A+ | 高級攻撃呪文の中でもとくに高い破壊力を持つ、最高級呪文の一つ。他の爆発呪文が、魔力を球状で放つのに対し、直射砲のように放つところが特徴。直射砲は扇状に巨大な爆破をもたらし、到達点を中心に壊滅的な大爆破を引き起こす。 | ミロルグ | |
風裂系 | ウインドビュート | E- | 魔力には質があり、概ね攻撃と守護に分けられる。風裂系は攻撃呪文でありながら適した魔力の質は守護の部類にあたり、そのため回復呪文の使い手に多用される特殊な系統である。ウインドビュートはその初歩で、破壊力は極めて小さい。 | フローラ |
ウインドランス | C | 風裂系の中級呪文。ウインドビュートは風の圧力で対象を殴打するが、ウインドランスは切り裂きの効果も持つため、攻撃力は飛躍的に上がっている。しかし直線的な呪文であるため、風裂系の特徴である広範囲への攻撃はできない。 | フローラ | |
トルネードサイス | A- | 風が凄まじい速度で吹き荒れることで、真空刃の渦を作り出す風裂系の高級呪文。広範囲に渡って持続的な効果をもたらす呪文だが、風を結集させて巨大な刃の竜巻を作ることで、攻撃範囲を局部化し、飛躍的な殺傷力を生み出すこともできる | アモン | |
嵐弾系 | シザースボール | D | 風裂系と似た呪文。風の乱舞を球体中に結集させたもので、イメージ的には球状のウインドランスに近い。非常に持続性の高い呪文で、術者の熟練次第では、まるで糸でも付いているように自由自在に飛び回らせることも可能。 | フローラ・リュキア |
コンドルサイス | B | シザースボールをより鋭敏に、スピーディーにしたもの。まるで空を滑空するコンドルのように、術者の意のままに動き回り、敵を切り裂く。何よりシザースボールとの違いは持続性が極めて高いことと、複数のコンドルを一度に放てることだ。 | フローラ・スレイ | |
氷牙系 | アイスシックル | D | 氷結させる、氷の欠片を飛ばすというよりは、氷の塊をぶつける、あるいはそれを剣として斬りつける呪文。氷の塊を生み出す呪文であり、氷結呪文とは多少毛色が違う。呪文そのものの威力は乏しく、やや使い勝手は悪い。 | ブレイナー |
回復系 | リヴリア | E- | 回復呪文の基礎。守護的な質を持つ術者にとって、これほど簡単な呪文はない。だが、攻撃的な呪文を得意とする人物にとっては、最も苦手な呪文でもある。回復と攻撃の両立は偉大なる魔導師になるための基本である。 | フローラ・フュミレイ |
リヴァイバ | C | 中級の回復呪文だが、その効果はリヴリアを遙かに凌駕する。回復呪文は、生命力を対象に与えるのではなく、対象の生命力を活性、増幅させるものである。すなわち、衰弱の激しい対象には、より高等な呪文を使うことが望ましい。 | フローラ・アモン | |
リヴェルサ | B+ | 高級の回復呪文。リヴァイバ以上の生命活性をもたらし、より深刻な傷口をも一瞬で塞ぐが、術者の魔力消費もかなり大きい。回復系の呪文は、あくまで健康状態まで生命力を増幅させるのであって、限界以上の生命力を引き出す効果はない。 | アモン | |
解毒系 | リヒナ | D | 解毒の呪文は、身体が拒絶する悪気を外に出すという点で、浄化の呪文に近い。しかし実際は、リヴリアを基礎とした呪文である。リヒナはリヴリアの応用形であり、生命力の活性を著しく妨げる外的要因のみが浄化の対象となる。まだ謎めいた部分が多い呪文。 | フローラ・アモン |
浄化系 | ディヴァインライト | C | 光を司る呪文で、この系統に限っては魔力の質ではなく、気質に左右される。すなわち暗黒気質に端を発する魔族には使うことができない呪文だ。聖なる輝きで暗黒気を圧し、清める呪文。特に不死体に対して強い効果を発揮する。 | ソアラ・フローラ |
ホーリーブライト | A | ディヴァインライトの上を行く神聖呪文。ディヴァインライト同様に、魔力の質ではなく術者の気質に左右されるが、その度合いは一層強い。術者の心が清く純粋であり、光に高い適性を持たなければ使いこなすこともままならないだろう | フローラ | |
封印系 | マグナカルタ | E | 魔力を封じ込める呪文。ただし完全に無抵抗な魔力に限る。難度の高い呪文ではないが、呪文の序列としては最下位にあたると思われる。すなわち、何らかの魔力をもって抵抗をされたとき、最も簡単に弾き返される呪文である。 | サザビー |
催眠系 | エルクローゼ | D- | 強い催眠効果で、眠りに誘う呪文。精神構造が単純な状況、すなわち感情が高ぶった対象に、より高い効果を示す。対象が冷静さを保ち、呪文に対して何らかの防御姿勢をとっている場合はほとんど通用しない。 | フローラ |
明光系 | イゼライル | D | 土由来の物体が含んでいるごく僅かな発光物質を活性化し、明かりをもたらす呪文。光らせることができるのはあくまで土や石であり、金属のような高い硬度と精錬された構造を持つ物体を光らせることはできない。持続性は極めて高い。 | ソアラ |
移動系 | ヘヴンズドア | B+ | 術者がイメージした景色に極めて高速に移動することができる呪文。イメージの細密さが呪文の成功率を多いに左右する。また、イメージ対象はあくまで土地であり、人を目標に飛ぶことはできない。消費魔力と難度が非常に高く、未知な部分の多い呪文でもある。 | アモン・ミロルグ |
反射系 | エスペジス | D | 放たれた呪文を桃色の壁で受け止め、結集し、そっくり相手に跳ね返す呪文。使用難度は低いが、術者は跳ね返す呪文を放つのに必要な魔力を失う。すなわち大呪文であればあるほど、跳ね返すのには莫大な魔力を要する。 | スレイ |
魔力系 | オーラ | ? | 魔力そのものをありのままに放ちだしたもの。特に決まった名称はないが、魔術師たちはこれを魔力のオーラと呼んでいるようだ。表に出すことにもかなりの熟練が必要で、さらに出量のコントロールは極めて難しい。威力は高いが使い勝手は悪い、まさに両刃の剣。 | 全ての高度な術者 |
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