私の使っているレンジファインダーカメラ群


レンジファインダーカメラ

 レンジファインダー(range finder)カメラとは、文字通り距離測定機が仕込まれた カメラのことですが、一般にはレンズとフィルムでの撮像機構の光学系とは別の、撮像範囲や 合焦を目視確認するための光学系(覗き窓)が仕込まれたカメラと解釈されています。

 一昔前までは、レンジファインダーカメラなんて一部のマニアのためのもの だったのですが、Contax G1が発表された後ぐらいから、 状況は一変し、それほどカメラに深い興味を持たない人達にもレンジファインダー カメラの存在が認識されたと感じています。その後盛り上がった機械式カメラブームでは、 カメラマニアとはかけ離れた若い女性までもが、Lマウントライカを持ち歩いたり するようになりました。

 私とレンジファインダーカメラの出会いは正に生まれた瞬間で、父は当時の 月給数ヶ月分(以上)もする Nikon S3 + Nikkor-S 50/1.4 で、生まれたばかりの私を 撮影したのでありました。その後も父は、家族でどこかへ遊びに行く際は必ずこのカメラを 手にして、私たちを撮影したものでした。
 やがて父も歳を取り、カメラは YASHICA Electro 35 になり S3 は父の引き出しに しまわれたままになりました。当時大学生となっていた私は、その懐かしいカメラを 見つけて、何となく触って楽しんでいました。今思えば無茶な事ですが、当時の私には S3 の価値が分からず、後膜の走行をゆっくり観察したかったために、バルブシャッターを切って、 後膜を爪楊枝で支え、シャッター釦を離した後にゆるゆると後膜を走らせてみたり、 マニュアルを読んでいると中央部のページが2枚閉じられている(いわゆる乱丁)事に気付き、 重複しているページを破って捨ててしまったりしました。特に後者は、いわゆるエラーものということで、 現存していればそれなりの価値があったと、後になって識者から知らされて残念に思いました。

 ともあれ、Nikon の名機と謳われた S3 が、幼少の頃からずっと身近にあったことは、 非常に運が良かったと思います。2000年、Nikon は記念事業としてこの名機 S3 を受注 生産で復刻しました。当時のカメラを忠実に再現した、プロががんがん使える信頼性を 持ったこのカメラを、大卒初任給の推移を考えれば信じられない程の安さで販売に漕ぎ着けた ところに Nikon の「本気」が伺えると思います。精密感溢れる機械式カメラが、再びその価値を 認められつつあることは、非常に興味深いことですね。


現在保有しているRFカメラ機器





 レンジファインダー機では無いのですが、とりあえずこのページに記載しておこうと思っているのが、 水中写真用の撮影機材です。




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