称名の滝 Syoumyou-taki
 
燕温泉 Tsubame Onsen
所 新潟県妙高市燕温泉
車 妙高高原ICから燕温泉P
、徒歩1時間強
一般には、燕温泉Pから温泉街を上がり、「黄金の湯」(別項)を経て林道を歩き、赤倉源泉への谷歩道に入る。ここは導湯溝を簡易舗装した歩道で、(登山道と違って)直線状の単調な急坂(地獄の登りだろう)。私は、燕温泉Pから「惣滝」(別項)を経て、麻平から妙高山尾根(湯道分岐)まで登って称名滝へ下りた。景色は最高だったが、「惣滝の湯」での長湯が効いて、体力的にも時間的にも辛い山行だった(陽が高いうちに着きたかった)。

赤倉温泉源泉の湯 Akakura gen-sen
かなり登ってくると源泉管理小屋がある。施設内は立入り禁止で、奥に露天風呂があるが湯は抜いてある。
さらに登ると、称名の滝(上)と光明の滝が、まるで2段の滝のように見えてくる。
称名の滝の湯 Syoumyou-taki-no yu
鉄分で赤くそまった垂直の岸壁が素晴らしい。落差50mだが、もっと高く感じる。
道を巻いて称名の滝に出ると、滝壺の手前に野天風呂が見える。信じられないくらいワイルドなロケーションである。
温泉は白濁した硫黄泉で、湯は適温。火照ったら豪快な滝風で冷やす。滝を身ながら湯に浸かるのは、辛い山行の後では天国のようであった。

湯は、湧き立ての新鮮なものであるが、背中が電撃されたようにビリビリきた(汗だくの登りでザックと背中が擦れた?)。これこそ、超新鮮で強い硫黄泉系の特徴で、大雪山系の岩間温泉を思い出して嬉しくなった。
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