4GLTEの場合
5Gの場合
APN(Access Point Name)は、モバイルデータネットワークにスマホやタブレットなどのデバイスを接続するためのゲートウェイです。
各キャリア、またはモバイルデータサービスプロバイダーを使いたい端末のAPN(アクセスポイント)に設定することで、デバイスはネットワークに接続します。
適切なAPN設定がされていないと、データ通信のためのネットワークが構築されず、モバイルデータ通信が正常に動作しない場合があります。
すると、モバイルデータ通信に全く接続できないといった状態になるため、APN設定は、非常に重要な工程と言えます。
auは日本国内の主要なキャリアの一つであり、auで販売されている端末の多くは既にAPN設定されているものがほとんどです。
そのため、auで端末を購入して初期設定する際には、APN設定の必要がない可能性が高いです。
しかし、他社で使っていた端末をそのまま使いたい場合や、SIMフリーのデバイスを購入してauで使おうとする場合には、自分でAPN設定をする必要があります。
そのため、auユーザーであっても自身でAPN設定をしなくてはならない場合があるのです。
次に、具体的なauのAPN設定手順を紹介します。
auのAPN設定を行うにあたって、まず始めに必要な情報と準備について説明し、その後iPhoneとAndroidそれぞれのパターンに分けて解説していきます。
auのAPN設定を行う前に、まず必要な情報を集め、準備を整えることが重要です。
具体的には、au回線のユーザー名、パスワード、そしてAPN名が必要になります。
これらの情報は、auの公式ウェブサイトや契約書類、あるいはauのカスタマーサービスなどから取得することが可能です。
また、データ通信を行うデバイスは、auのネットワークと互換性があることを確認する必要があります。
たとえば、使おうとしている端末が5G対応なのに、auで4G回線のSIM契約をしてしまうと、カードを入れても正常に動作しません。
また、SIMロックがかかっている端末は、あらかじめロック解除しておきましょう。
スムーズに設定を進めるためには、事前準備を整えておくことが重要です。
iPhoneの場合は、自動でAPN設定がされるので、auで契約したICカードをデバイスに挿入しましょう。
このとき、ICカードがズレや歪み無く入るように、注意して取り付けてください。
カードが正しく入ると、自動でiPhoneが電波を探して接続し、端末画面の電波が圏外表示からアンテナ表示に切り替わるはずです。
ただし、他社で使っていたiPhoneを利用する場合は、以前の携帯会社のプロファイルを削除する必要があります。
他社のAPN設定情報を削除するには、以下の手順で作業してください。
Androidの場合は、ICカードをデバイスに挿入しても自動でAPN設定されないので、個別にアクセスポイントの設定を行う必要があります。
Androidは端末によって表記が多少異なりますが、基本的には似通った名称になっているはずですので、参考にしてみてください。
なお、APN設定に入力する内容は4GLTE・5Gどちらの端末かによって異なります。
auの公式ウェブサイトや契約書類、スタートガイドなどでも確認できます。
以下にも記載しておきますので、参考にしてください。
なお、Androidの場合はiPhoneと違い、他社で使っていたプロファイルの削除は必要ありません。
auのAPN設定が完了した後でも、その設定が正しく機能しているかどうかを動作確認することは重要です。
APN設定が正しく行われたかを確認するには、アクセスポイントが正常に働き、ネットワーク通信が作動しているかのチェックが必要です。
具体的には、通話料無料のテストダイヤルへ電話をかけて、通じるか確認してみましょう。
発信テストダイヤルはiPhoneでもAndroidでも同じ「111」です。
電話が繋がれば、正しく開通手続きが完了し、au回線が使えていることになります。
しかし、これでも問題がある場合は、トラブルシューティングが必要になる可能性があります。
もし設定したAPNが正しく動作しない場合は、まずデバイスを再起動してみてください。
それでも問題が解決しない場合は、再度APN設定を見直し、ユーザー名やパスワードなどが正しく入力されているか確認してみてください。
また、機内モードやチップの差し込みエラーによって、接触不良となっている可能性もあります。
それでも問題が続く場合は、初期不良の可能性もありますから、auのカスタマーサービスに連絡してみてください。